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【結婚式】そうなの!?日本と欧米の違い

  • 執筆者の写真: Sibthorpe Noriko
    Sibthorpe Noriko
  • 5月17日
  • 読了時間: 3分


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日本の結婚式(キリスト教式)や結婚披露宴は、欧米と比べ、とてもユニーク。今日は「結婚式」における欧米との違いをいくつか紹介しますね!


1. 挙式当日

新郎新婦が式の前に会わない(欧米) vs 一緒に会場入り(日本)


欧米の習慣

欧米では、結婚式当日、新郎新婦は挙式前にお互いの姿を見ないことが伝統です。これは「ファーストルック(First Look)」と呼ばれる演出で、チャペルで扉が開いた瞬間、初めて花嫁を見る新郎のリアクションはとても感動的な場面として大切にされています。


由来

この習慣は中世のヨーロッパにまで遡ります。当時は政略結婚が多く、結婚前に相手の顔を見ることが許されていませんでした。挙式前に顔を見て気が変わるのを防ぐためとも言われています。この伝統が現代では「神秘性」や「感動的な演出」として残っています。


日本との違い

日本では、新郎新婦が一緒に控室に入り、一緒にリハーサルや会場入りを行うのが一般的です。時間管理や流れ重視の文化が背景にあります。


最近、日本でも「ファーストミート」や、お色直し後にはじめて新郎に色ドレスを披露する「セカンドミート」などを行うカップルが増えてきました。その様子はビデオにおさめられ、披露宴お開き前に上映されるエンドロールで、ゲストに御披露目される演出として使用されることもあります。



2.挙式の重要な立会人

メイド・オブ・オーナー、ブライズメイド、ベストマン、グルームズマンの役割(欧米) vs 日本にはない


欧米の習慣と由来

欧米の結婚式では、新婦のサポートをする「メイド・オブ・オーナー(Maid of Honor)」や「ブライズメイド(Bridesmaids)」、新郎側の「ベストマン(Best Man)」「グルームズマン/アッシャー(Groomsmen / Ushers)」といった立会人の役割があります。


これらの役割は、古代ローマ時代に由来します。当時は悪霊から花嫁を守るために、似た衣装を着た女性たちが周囲を囲んでいたと言われています。また、立会人として証人の役割を果たす法的意味もあります。


現代では、式の準備・サポート・スピーチ・パーティーの盛り上げ役として重要な役割を担っています。


日本との違い

日本にはこれらの特定の役割はなく、友人代表のスピーチや受付係として参列者が関わることが多いです。



3. セレブラントの存在

欧米のセレブラント(Celebrant)の制度と資格 vs 日本にはない


欧米の制度

欧米の挙式では、牧師(Minister)や神父(Priest)だけでなく、公的に認定されたセレブラント(Celebrant)が結婚を執り行うことができます。セレブラントは、宗教的な背景に限らず、法律的に結婚を成立させる資格を持った人です。


セレブラントの資格の取り方(例:アメリカ)


州の認可団体や教会、団体のコースを受講

オンラインでオーディネーション(Ordination:聖職任命)を受けることも可能

州により登録・手続きが必要


人前式でも同様にセレブラントを依頼し、正式な挙式として法律的にも有効になります。


日本との違い

日本では、牧師役は俳優や司会者が演じるケースが多く、法的な資格を持つわけではありません。人前式も、あくまで「儀式」であり、法的効力は婚姻届の提出によって生じます。



4. 「バージンロード」は和製英語


英語では「Aisle(アイル)」や「Wedding Aisle」と呼ばれます。


和製英語「バージンロード」の由来

日本では、1980年代頃からキリスト教式挙式が人気となり、「花嫁が父と歩く通路」に対して、日本独自に「バージン(純潔)ロード」と呼ぶようになりました。純白のドレスと「清らかな道」というイメージが強調された結果です。


欧米では「決して」使わない表現なので、英語スピーチでは「Aisle」「Walk down the aisle」と表現しましょう。


へー、ほー、へー、

と楽しく読んで頂けましたら嬉しいです!


 
 
 

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